アメリカでカルト的人気を博したエロ・グロ映画『ピンク・フラミンゴ』、その狂気をネタバレなしで紹介
『ピンク・フラミンゴ』
本作は「世界で一番下品な」人間であることを自負する女・ディヴァインとその家族と、自分こそが一番下品であると自負するマーブル一家の争いを描いた作品だ。製作費1万ドルのB級映画ながらカルト的人気を博し、600万ドルの興行収入をたたき出している。
公開はまだアメリカが自由の国だった1972年。25周年記念の1997年には、未公開シーンを加えた特別版が再公開され、一部のアメリカ人が『ピンク・フラミンゴ』に持っている愛着を感じさせた。
グロテスクの極致
最後のインタビューで監督のジョン・ウォーターズが「このシーンは意味が分からない」と自ら語るほど、ナンセンスでグロテスクなシーンが連続する。このゲテモノ感を楽しめるか否か。現代のB級映画にありがちな、グロテスクな死体がクローズアップされるシーンもあるけど、そこはメインじゃない。変態寄りなグロさが特徴だ。
一言でいえば、裸の男やクソデカい女による、気持ちの悪い行動を見る映画なのだ。作中には多数の吐しゃ物・糞・性器が登場するが、それらが全て本物という衝撃。もしみられる方は、心して欲しい。
おわりに
面白かったけど、正直辛い映画だった。友だちと鍋をつつきながら見ていたのだが、用意していた食材が半分以上余ってしまった。ちゃんと調べてから見始めればよかった…。皆さんも食事を済ませてから見ることをオススメする。それでは。
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