フロアで見たいとんかつDJ界No.1映画『とんかつDJアゲ太郎』

ジャンプ+で初めて単行本化されたあのヒット作が、まさかの実写映画化!渋谷のクラブDJ達の生態を捉えた本作の見どころやあらすじは?
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『とんかつDJアゲ太郎』とは

ジャンプ+初期のヒットマンガ『とんかつDJアゲ太郎』が2017年3月の完結から3年を経て実写映画化!とんかつ屋とDJは「とある点」で同じであるという1点で強行突破するギャグマンガながら、渋谷のDJたちのリアルな生態が描かれていると話題になった原作を、余すことなく映像化している。

あらすじ:アゲ太郎(北村匠海)は、渋谷の老舗とんかつ屋「渋かつ」の跡取り息子である。とんかつ屋を継ぎたいわけじゃないけど、特に夢も目標もなく、漫然とキャベツの千切りをする日々を過ごしていた。ある日、渋谷のクラブへと弁当の配達に向かったアゲ太郎は、クラブカルチャーへと初めて接し、音楽に合わせて盛り上がるフロアに衝撃を受ける。「DJ」になることを決意したとんかつ屋の息子は、渋谷で何を成し遂げるのか。
ヒロイン役として山本舞香、主要な登場人物として伊藤健太郎・伊勢谷友介らが出演。

見どころ①クラブカルチャーへと染まる

皆さんはクラブでDJを見たことがあるだろうか。ではクラブDJが生まれる瞬間は?「とんかつDJアゲ太郎」は一人の若者が、色々な誤解をしつつもフロアをアゲるDJになる物語である。

クラブで音楽に合わせて踊ったことがある人は、その音響や雰囲気のリアルさを楽しめるだろうし、踊ったことがない人にとっても、どうしてクラブに踊りに行く人がいるのかが伝わるかもしれない。そもそもDJとは何なのか、もしあなたが「ナンパをする場でただBGMを流している人」だと思っているなら、その誤解を解くためにもぜひ本作を見てほしい。

クラブにおいて主役とは何か。「音楽」である。そしてその「音楽」を、フロアの人々に合わせて選び、アゲるのがDJの仕事だ。アゲ太郎がそこへたどり着くまでの紆余曲折を、軽妙なコメディテイストの仲間たちが彩る。

見どころ②渋谷の仲間たちとのシュールな日常

 

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原作がギャグマンガである「とんかつDJアゲ太郎」では、笑える日常パートも魅力。加藤諒・浅香航大・栗原類・前原滉らが演じるアゲ太郎の仲間たちの、クラブカルチャーを誤解した奇行や、どれだけシュールになってもカッコいい栗原類が笑える

見どころ③名曲に負けないオリジナル曲の数々

主題歌であるBruno Mars「Runaway Baby」を始めとして多くの名曲に彩られた本作で、クラブのシーンではいくつかのオリジナル曲が流される。mabanua・Shingo Suzuki・関口シンゴらorigami PRODUCTIONS(※)の名プロデューサーたちが作り上げた曲の数々は、ラブで思わず踊ってしまうあの感覚を映画館からお届け。

origami PRODUCTIONS: 所属する全員がプロデューサーとしても活躍する音楽レーベル。mabanua・Shingo Suzuki・関口シンゴらは地上波音楽番組『関ジャム』への定期出演や、あいみょんへのプロデュースや数々のCM曲・映画BGMの作成で躍進中の音楽集団。

おわりに

コロナの影響でクラブには行きづらい日々が続いている。「とんかつDJアゲ太郎」はソーシャルディスタンスを保ちながら、視聴者をフロアへと導く映画だ。何なら映画館でなく、フロアで踊りながら見たい内容である。

しっかりと基本的なクラブカルチャーの考証を抑えた上で行われるシュールなとんかつDJ爆誕記として、本作が皆さんをクラブへ誘う一端となれば、製作者冥利に尽きるというものではないだろうか。またウイルス終息後に、クラブでの上映イベントなどやってほしいものだ。それでは。

とんかつDJアゲ太郎 1巻(Kindle)

伝説の始まりとも言える第1巻はKindleで。シュールな絵と、物語を通じて聴こえてくる音楽が素晴らしい。とんかつとDJが同じというだけでなく、ヒップホップと「??」が同じ、など面白い展開が続く名作。

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